企業支援事例

サービス業

地域と共に歩む美容室　― 新しい設備と親子の力で再スタート ―

事業所名

Hair Salon with（店名を「美容室ウィズ」から改名しました）

業種

美容業

支援分野

相談内容（課題）: 代表の落合さんは平成9年に独立し、「美容室ウィズ」として現在地に開業しました。
しかし、近年は設備の老朽化やお客様の高齢化が進み、今後の経営の方向性に悩んでおられました。
そんな中、松江市内の美容室で店長として勤務していた息子さんが戻り、一緒に働くことが決定。
これを機に、事業承継を見据えた取り組みを検討したいとのことで商工会に相談がありました。

支援内容: 商工会では、専門家と連携しながら事業承継を含めた経営計画の策定支援を実施しました。
その過程で、息子さんが中心となって若年層の新規顧客を取り込むために必要な設備投資を行う方針が固まり、
「飲食・商業・サービス業新事業展開支援事業」補助金の活用を提案しました。

商工会では、補助金申請書の作成支援から実績報告支援、さらに金融支援まで一貫してサポートしました。
活用した支援策: 飲食・商業・サービス業新事業展開支援事業
専門家派遣制度
金融支援
支援の成果: 補助金を活用して新たな美容機器を導入したことで、これまで対応が難しかったダメージレスパーマやダメージレスカラーの施術が可能になりました。
施術時間の短縮と仕上がりの向上が実現し、「手触りが良くなった」とお客様からも高い評価を得ています。

また、これまでの主な顧客層であった60〜70代に加え、
20〜40代の新規顧客も増加し、客層の幅が大きく広がりました。
今後の目標等: 今後は、親子二人の協働による「世代を超えて愛されるサロン」を目指し、
地域の美容文化を支える存在として発展していくことを目標としています。

事業者の声: 不安や分からないことだらけの私たちでしたが、商工会の皆様に一生懸命サポートしていただいたおかげで、
何一つ不安なく店舗のリニューアルをすることができました。
これからもよろしくお願いいたします。